2013年中国大陸で雑誌に掲載された翻訳短編ミステリリスト(不完全)

島田荘司講演会の書き起こしが思いの外難航しているので箸休め的更新。
「歳月・推理」及び「推理・銀版」、「推理世界B」に掲載された翻訳ミステリをリストアップ。
てっきりtwitterに一年分つぶやいているものと思ったら不在の分はスルーされていて(自分のバカ!)、その点でも不完全ですし、原題が一切書かれない&著者名が解読できないために記載できてない作品(欧米もの)があるためその点でも不完全です。
ほかにも推理小説誌があるのは把握しているものの、公式HPがないなどの理由でまとめには反映してません。
あくまでも一部の雑誌の、ということでご諒解願います。

「推理・銀版」

4月号
ホックの「秘密の患者の謎」
京極夏彦「小袖の手」
麻耶雄嵩「ウィーンの森の物語」
5月号
宮野村子「紫苑屋敷の謎」(『宮野村子探偵小説選II』ほか所収)
三津田信三「怪奇写真作家」(『赫目』所収)
東野圭吾『予知夢』(同題短編集所収)
6月号
松本清張帝銀事件の謎」(『日本の黒い霧』所収)
横山秀夫「沈黙のアリバイ」(『第三の時効』所収)
7月号
東野圭吾マボロシの乗客」(『殺人現場は空の上』所収)
松本清張西郷札』(同題短編集所収)
高橋克彦「遠い記憶」(『赤い記憶』所収)
8月号
東野圭吾「狂った計算」(『嘘をもうひとつだけ』所収)
泡坂妻夫竜田川」(『蔭桔梗』所収)
9月号
宮部みゆき「地下街の雨」(同題短篇集所収)
麻耶雄嵩「こうもり」(『貴族探偵』所収)
10月号
道尾秀介「よいぎつね」(『鬼の跫音』所収)
泡坂妻夫『11枚のとらんぷ』より作中作部分
11月号
高橋克彦「言えない記憶」(『緋い記憶』(文春文庫)所収)
横溝正史「首」(同名短篇集(角川文庫)所収)
12月号
松本清張『隠花平原』
松本清張『半生の記』より冒頭部分を抜粋
1月号
横溝正史「薔薇の別荘」(『七つの仮面』所収)

「歳月・推理」

5月号
小酒井不木「髭の謎」(青空文庫に掲載済み)
JDC『世界最大のゲーム(評論)』(HMM'72.09掲載)
6月号
ピエール・ヴェリー「緑の家の謎(訳題直訳)」
7月号
横山秀夫「自伝」(『看守眼』所収)
ロバート・エイディーの評論 "Locked Looms and Other Impossible Crimes"
8月号
アンナ・キャサリン・グリーン「掛け時計だらけの家(訳題直訳、その実は「医師とその妻と時計」か?)」
9月号
道尾秀介「蜩の川」(『カササギたちの四季』所収)
10月号
宮部みゆき「敵持ち」(『堪忍箱』所収)
E.D.ホック"A Convergence of Clerics"(邦訳なし)
11月号
コナン・ドイル「革の漏斗」「青の洞窟の恐怖」(共に『北極星号の船長』(創元推理文庫)所収)
作者不明のホームズパスティーシュ1編(訳題を直訳すると「ミイラふっかつのなぞ」)
12月号
山本禾太郎「閉鎖を命ぜられた妖怪館」(『山本禾太郎探偵小説選1』所収)
1月号
若竹七海「あなただけ見つめる」(『サンタクロースのせいにしよう』所収)

「推理世界B」

5月号
西澤保彦「消えた上履きの問題」(『 謎亭論処 匠千暁の事件簿』所収)
7月号
レオ・ブルース"I,said the sparrow"("Murder in Miniature"所収)
トマス・H・クック「ふしぎな招待(原題不明、訳題直訳)」
8月号
アルバート・ヌスバウム「完璧な詐欺(訳題直訳、原題不明)」
9月号
E.D.ホック"A Gateway to Heaven”(邦訳なし)
10月号
E.D.ホック"The Shower of Daggers”(邦訳なし)
11月号
フレドリック・ブラウン「うしろをみるな」
12月号
E.D.ホックの作品
1月号
エドワード・D・ホック”The Barber's Toe”
ビル・プロンジーニ「不完全犯罪(原題未詳)」